Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

御守り作り

 さぁ、今年も「御守り作り」の季節がやってきましたよ!

 先日行われた「大学入学共通テスト」、現役の受験生の甥はあまり出来なかったようで…、急遽「合格御守り」を作ることに。

 まず、「守」という漢字を図案化した木版画を作ることにしました。「護」は難し過ぎるのでやめました(笑)。

木版画の下絵の画像

 右が鉛筆で描いた下絵で、それを半紙に写し取って、引っくり返して版木の上に貼り付けます。大きさは、縦5cm×横4cmといったところです。

 「寸」の部分に顕著ですが、今回はちょっと植物っぽい感じにしてみました(あるいはペイズリー模様)。「ウ冠」の形が、オバケのQ太郎真空管、ナスの頭、コンドーム(笑)等を連想させる点も気に入っています。

彫り終えた版木の画像

 思ったよりも早く、だいたい1時間半くらいで彫り終えました。これで深さが充分なのか、うまく彫れているのかどうか、はよくわかりませんが…。

彫り終えた版木の画像

 彫っていて意外だったのは、どうやら僕は木を彫るのが好きだということ(笑)。彫刻刀で木を彫っていく際の感触が好きですね。黙々と夢中で彫ってしまう。時が経つのを忘れてしまうホド。

 50歳を過ぎて「自分は木を彫ることが好きである」なんてことを知る。人生というものは面白いものですな!

 さて、木版画はここからが難しい…。彫るより刷る方が難しい! ここからが勝負!