昨日(12日(土))の話だが…。
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昼過ぎジョグ。
気温24℃前後。午前中の日差しはキツかったが、やはり29℃と24℃じゃ大違いだ。
これまで、実家の周辺を走っていても、ジョガー・ランナーと擦れ違うことはほとんどなかった。それが、サロマの前の週辺りからワリとよく見かけるようになってきた。ワザワザ暑い時間帯に走っているランナーを見かける度に「サロマに出る人かな?」なんて思っていたが、7月に入ってそういうランナーが急増。これは北海道マラソン対策だね…。暑熱馴化は大切。今年僕がサロマを完走することができたのも、暑ければすぐに汗が出るようになっていたことが大きい。
いつもなら左折するところで、前を走っていたランナーが河川敷のサイクリングロードを真っ直ぐに進んで行ったのでついていくことにした(笑)。そうしたら「平和の滝」近くに出てきた。あとはラスボスの急坂を上るだけ!というところまで来て…、お楽しみはまた後日に取っておく(笑)。バス通りに出て坂を下る。それでも、サロマ後、上り坂も下り坂もそれほど苦でなくなったように思う。100kmLSDのおかげ!?
そのサロマで履いたランニングシューズをこないだ(中途半端に)軽く洗った。本来白いシューズなのに随分薄汚れていた。フと思い付いて、外側だけタワシでゴシゴシ。本格的にやるなら、インソールと靴ひもを外し、シューズに粉石鹸をまぶして、柄付きのタワシで外側も内側もゴシゴシやるのだが…。中途半端ではあるが、それなりに綺麗になった。

ついでにアウトソールの減り具合をチェック。一部が極端に減るようなことはなく、正常な減り方。考えてみると、今年はアウトソールをジックリと眺めることがなかった。普段ならサロマ遠征前にアウトソールをチェックして、溝に挟まった小石をマイナスドライバーで取り除いたりするのだが…。今年はその暇がなかった(サロマの大会プログラムや参加案内にもまだ1度も目を通していない!)。
この靴を履いてサロマを走るのは今年で3回目。一般的にランニングシューズの寿命は800~1000kmだそうで、寿命はとっくの昔に迎えているのだろうが、ケチケチ作戦で走っている当方、サロマ用の靴を1足買ったらだいたい3年は履く。この靴は2023年のサロマの本番2週間前に慌てて買った靴だが、気に入って去年も今年もこの靴でサロマを走った(New Balanceのズングリむっくりした感じの靴ってワリと好き(笑))。本当に「ありがとう」だ。
「ありがとう」と言えば、今年のサロマ遠征では、大会翌日の月曜日にスタート地点の湧別町からゴール地点の(北見市)常呂町まで車でコースを辿ってみた。42.195km地点のある月見が浜では、同じようにコースを辿っている(のだろう)ランナーを見かけた(道端に停めた車のタイヤに濡れたシューズを立てかけて乾かしながら、車の傍の路上に座ってお昼ご飯を食べていた)。
驚いたのは、コースを逆向きに走っているランナーを見かけたことだ。そのいでたちを見て直感的にわかった。これは昨日も走ったランナーだ。昨日はスタート地点からゴール地点まで100km走り、今日はゴール地点からスタート地点に向かって走っているのだ。窓を開けて「ナイスラン!」と声をかけられれば良かったのだが(きっと彼も僕が前日100km走った人間だということに気付いてくれるだろう)、車を減速させたもののそのランナーの姿に圧倒されていた僕は声を出すことができなかった。
本物のウルトラランナーってこうなんだ。2日続けて100km走ったりする。前日の100kmで精いっぱいだった僕とはレベルが違う。「俺だってサロマンブルーだ」という自負心はないワケではないが、こういうランナーと比べてしまうと、自分は「ランナー」ですらないな、と思う。僕はジョガーに過ぎない(「ジョギングの延長線上にサロマがある」というのが僕のコンセプトなので、ランナーじゃなくったって一向に構わないのだが)。
あちこち寄り道しながら、ようやく常呂のゴール会場に到着。会場施設の後片付けをしている人や屋外のパイロンを片付けている人が数人。それからサロマンブルーの足形プレートを眺めている人が1人。思い切って話しかけてみる。本州の方で、ウルトラマラソンの経験はかなりあるそうだが(もう20回近く走っている、とのこと)、サロマは初めてだったのだとか。初サロマが今年のような猛暑で完走、というのは凄い。地元の大会では、サブ10を狙って走ったこともあるのだとか。この人も実力者だ。
僕がゴール会場を訪れたのには目的があった。これはどうしても果たしたかった(ある意味、100km完走以上に果たしたかった(笑))。去年採った僕の足形プレートを確認することだ。いったいどこにあるのやら…、と思っていたが、探し始めてみるとすぐに見つかり拍子抜けした(笑)。

僕は2019年のサロマで9回目の完走を果たし(しかも自己ベスト!)、「来年は11時間を切って、すんなりサロマンブルーを決める!」なんて息巻いていた。ところが、コロナ禍でサロマは3年連続の中止。それなら、それも機会ととらえて、サロマに出たら参加できないような大会に出ればいいだけの話なのだが…、サロマが行われないとなると僕のモチベーションはガタ落ち。結局3年間まともにジョギングすらしなかった。3年の間に走力も落ち、僕も50代に突入してしまった。
2023年のサロマは残り7分と自己ワーストを大幅に更新しつつ何とかギリギリ完走。自己ワーストでサロマンブルーを決めた(笑)。そして、翌2024年、憧れのブルーゼッケンをつけて11回目の完走。完走直後にこの足形を採った。
ゴール会場には「サロマンブルーメンバー専用控室」なる部屋が用意されている。窓のない屋内体育館で、普段は卓球やバドミントンの試合や練習なんかを行う場所だろうか? この部屋の片隅で足形を採るための係の人が11回目の完走を果たしたランナーの帰りを待っていてくれているのだ(もちろん、DNFでもDNSでも足形を採ってくれるのだろうが(笑))。
足形は、右足のシューズとソックスを脱ぎ、裸足で粘土板の上に立って採取する。その後、竹串を使って、(11回目の大会の)当日の日付や氏名、一言メッセージを書き込むのだが…、竹串で粘土板に文字を刻み込むのは意外と難しい(笑)。
僕が「サロマンブルー」を意識しだしたのは6回目の完走を果たした後からで、時々「10回完走したら足形プレートに何て書こうか」とボンヤリ考えていた。僕は「Blues」と呼ばれるジャンルの音楽が好きなので、ブルースの名曲『Everyday I have the Blues』をモジって、「Gotta Saroman Blues」なんて書こうか!?なんて思っていた。ところが、実際には(粘土板上に)それだけの文字を(しかも、横書きで)書き込むスペースはなかった(涙)。
そうなると…、もう「感謝」しかない。結局これしかない。しかし「謝」の字が細かくて難しい。もう平仮名でいこう(笑)。「ありがとう」だ!

いつも思うのだが、60kmなら自分独りで走れるのだ(今年は結局やらず仕舞いに終わってしまったが、サロマ前には「単独60km走」を毎年敢行する。これはサロマ完走のための儀式だ)。気象条件に恵まれ調子が良ければ、70kmだって自分独りで走れるかもしれない。でも、100kmは無理だ。100kmは誰かの助けを借りなければ絶対に僕は走り切れない。その100kmマラソンを僕はこれまでに12回も完走している。何故か? それは毎年多くのボランティアや大会関係者が完走を目指すランナーのサポートをしてくれていたからなのだ。彼らがいなければ、僕は1度も完走していないだろう(サロマはだいたい75~80kmの間で僕は力尽きる)。「ありがとう」以外の言葉を僕は思い付かなかった。
ボランティアや大会関係者だけでない。家族や友人・知人。「人」だけでもないかな。僕を取り巻く環境・境遇そのものに対する感謝。100km走り切れる丈夫な身体と精神を与えてくれた両親、日々のジョギングを継続することが可能となっている僕の日常生活、そして、サロマ完走に意味を与えてくれている何ものか。その全てに対する「ありがとう」なのだ。
ゴール会場の「サロマンブルー専用控室」の雰囲気はあまり好きではない。窓がないので賑わっている外の様子がわからないし、サロマンブルーメンバー以外は入れないので、「チームメートと完走の喜びを分かち合う…」という雰囲気でもない。預けた荷物の受け取りに並ばなくても済むのはいいのだが…、あれならこれまでの体育館の雰囲気の方が好きだな。とにかくこれで来年からのゴール後の定位置が定まった。このプレートの真ん前に決まっている(笑)。ゴールして貰った食券を食べ物と飲み物に換えて、自分の足形を眺めながら平らげるのだ。そして、また来年ここに来ることを誓うのだ。
10.642km。累積走行距離1159.921m。