Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

何だか急にシミジミと「英語の勉強をしておいて良かった」と思った。

 アメリカの本家Amazon.comから英語のメールが届いていた。件名は「Review your recent purchase at Amazon.com」。先月購入した腕時計のレビューを投稿しないか、という内容だ。

Thank you for your recent purchase from Amazon.com.

We invite you to submit a review for the product you purchased or share an image that would benefit other customers. Your input will help customers choose the best products on Amazon.com.

It's easy to submit a review--just click the Review this product button next to the product.

 度胸がないせいもあって英会話はまるきりダメな僕だけど、この程度の文章であれば読むのに苦はない。何だか急にシミジミと「英語の勉強をしておいて良かった」と思った。英語だからとビビる必要はまるでなくて、よく見てみれば中学レベルの英語。このくらいをスラスラ読めないようでは…、やっぱり世界が狭まっちゃうと思うんだよな。

 ところで僕がこういう英語を読めるようになったのは、恥ずかしながら大学院に進んでからだと思う(「中学レベル」と言いながら…)。大学院では英語で書かれた論文を読む必要があった。それで初めて、英語の勉強として英文を読むのではなく、書かれている内容を理解するために英文を読んだ。あの経験が大きいのだと思う。

 そういう意味では、「英語の勉強」をしていても英語を読めるようにはならないのかもしれない。英語を用いて実際にコミュニケーションしてみる(僕の場合は、紙に印刷された文章を読むという一方向的なコミュニケーションだったが)ということが重要なのではないかと思う。