2006-01-01から1年間の記事一覧
目が覚めた。外は静か、薄明かり。 意識がある。まだ生きている。我思う。故に我あり。
ここ数日韓流映画を観続けて、ふと思いついたことがある。日本や韓国には「片想い文化」とでも呼ぶべきものがあるのではないか、ということだ。 韓流映画の楽しみ方には、日本の映画では考えられないようなトンデモない設定や劇的なストーリー展開を笑いなが…
ハングルを初めて見たのは・・・、1970年代。小学生のとき。 パーティーで鳴らすクラッカー、飛び出してきた中身を拾い集めてみたら、その中に韓国(北朝鮮かもしれない)の新聞紙を細長く切った紙片が含まれていたのだ。 何とも言えない妙な文字だと思った。漢…
今夏、産業・組織心理学会に初めて参加した。「組織学会」というのが経営学系の人が多いのに対して、産業・組織心理学会は心理学系の人が多いそうだ。労働者に対して実施したアンケート調査結果を高度な統計手法(共分散構造分析とか)を駆使して分析した研…
先日、ランニングを試みたらわずか4分でくたばってしまい、ガッカリした。 4分。4分走れなかったら、緊急時に何も出来ないではないか。例えば、幼い子供がいるとする。地震だ! 火事だ! その子を抱え上げて逃げなければならない。そんなとき4分で息があがっ…
僕はよく「本質」という言葉を使う。「掛け算の本質が見えてきた」とか何とか。「何だかよくわからないなぁ」が「あぁなるほどな」に変わってきたとき、「本質がつかめてきた」というような表現を使う。 で、最近、本質というものの本質が見えてきたように思…
錯視という現象がある。直線が曲線に見えたり、同じ大きさの円が違う大きさに見えたり。最も有名なのはたぶんミュラー・リヤーの錯視と呼ばれるもので、2本の直線は本当は同じ長さなのだが、どう頑張っても長さが異なって見える。 普通は、人間の視覚ってい…
1次元ベクトルってのは、「差」みたいなものだと考えればいいんだろうか。 例えば、身長160cmのAさんと170cmのBさんがいて、その身長差は10cm。ここで「身長差」と言っているのは、正確に言うと、「身長差の大きさ」「身長差の絶対値」のこと。「ベクトルは…
ベクトルという概念がよくわからないのは、それが「向きを持った量」だという点が重要なのか、「多次元の数」だという点が重要なのか、どちらなのかよくわからないところに由来するのではないか。 1次元ベクトルを考えてみると、いわゆる普通の数だってベク…
自分の中に没入していることがよくある。円山や藻岩山なんかを登っているときもそうだし、1人で黙々と走っているときなんかもそう。と言うか、僕の場合たいていいつもそうなのだけど。 『自分のこころからよむ臨床心理学入門』(丹野義彦・坂本真士 東京大学…
お昼のテレビのみのもんたの番組で、片言の日本語をしゃべる中国人シェフがエビチリを作ってみせていた。 「サキタマゴノキミダケツカタネ。シロミノコテルネ。コレモタナイネ。ゼブツカウヨ。ココポイント。ココポイント。ダイジヨ。」 しかしよく見ると彼…
今で言う「臨床心理学」、明治・大正時代には「変態心理学」と呼ばれていたようで・・・。 何でこうなっちゃうかと言えば、心理学の対象が「健康な成人男性」だったため。
学会の研究発表会に参加する楽しみの1つにシンポジウムがある。全く知らない分野の研究者の話を聞くのが面白いのだ。 今年は今のところ3回学会に行ってきて、それぞれ言語学者、法律家、文化人類学者の話を聞いたのが強く印象に残っている。 こないだ聞いた…
質問に答えるというのは難しい。 学会発表なんかを見ていると、そこでなされる質問は2種類あることに気づく。1つは、発表内容を理解した上で、詳細について質問したり、発表者の意見を求めるもの。このタイプの質問に対する答えは比較的簡単で、質問者はピン…
産業・組織心理学会の研究発表会を聞きに行った時に感じた素朴な疑問。 最初に気づいたのは、どうやら労働者の「職務満足度」というのが非常に重要な概念らしいということ。それから「成果主義的人事評価制度」を取り入れることが、労働者のパフォーマンスを…
こないだ偶然目にした2件のレビューは両方ともとても良いレビューだった。 1つは、山形浩生の書いた、コンピュータプログラミングに関する本のレビュー。もう1つは、沢木耕太郎の書いた、現在公開中のある日本映画に対するレビュー。どちらもとても良いレビ…
本をアマゾンで買うことが増えてきたが、僕にとってリアル書店の重要性は全く低下していない。ネット書店に求めるものとリアル書店に求めるものが異なっているからだ。 ネット書店ではダメで、リアル書店(と言うかリアル店舗)でしか手に入らないのは、その…
ふと思ったのだが、表意文字を使わない世界にも書道ってあるのだろうか? こんな風に思ったのは、ある書道家が言っていたことを思い出したからだ。彼は、オリンピックのフィギュアスケートを見て、スケートは書道と同じだと言っていたそうだ。たぶん、平面に…
何週間か前mixiのニュース記事で、とある研究チームが100万本の鼻神経のつながり方を明らかにした、というようなニュースを読んだ。100万本ではなく1万本だったかもしれないし、明らかにしたのではなく明らかにするメドをつけた、という話だったかもしれない…
最近、一般向けの数学の本をよく読んでいる。何故か? 面白いからだ。では、何故面白いのか? それは、それまで僕の頭の中にバラバラに存在していたものの関係が見えてくることがあるからだ。 例えば、等差数列の総和を求める公式、(初項+最後の項)×項数÷…
ふと、学校で何を学ぶべきか考えてみた。 社会に出て役に立つことは社会に出てから身につければいい。たぶんその方が効率がいい。学校で習ったことはそのままでは通用しないだろうから。自分から進んで勉強したくなるようなことをわざわざ学校で教えるのも疑…
ここ2週間くらいの間に10日ほど走った。 これは快挙である。僕は3日坊主以前の人間で、大抵のことは2日くらいしか続かないからだ。熱しにくく冷めやすい、といういつも低温の人間なのだ。 僕が3日坊主以前なのは、たぶん僕が長期的な観点に立つのが苦手だか…
少し自炊づいてきてまたまた気づいたことがある。食料をまとめて買うのなら、少なくとも数日間の献立を考えるべきだということ、そして、数日間の献立を考え始めて初めて、バランスよくいろんなものを食べることを具体的に考え始める、ということだ。 僕は長…
コンピュータ系の雑誌を読んでいると、やや自虐的に「自作マシン無限増殖現象」について述べられていることがある。 ここで言う自作マシンというのはコンピュータの自作のことだが、実際は「自作」といっても、ハンダゴテ片手に部品を基盤に取り付けていくよ…
実はオリンピック大っ嫌い。 人類の最高のパフォーマンスを競い合う場としてはもちろん素晴らしいと思う。そういう場も、そこに出場する選手も、出場しようと頑張っている人たちも。 だけど、オリンピックは嫌い。何でオリンピックって国別対抗でやるの? 国…
理工系の大学生向けのテキストとして書かれた本を何冊か眺めていて気づいたことがある。 ある現象に対して数学的表現を与える。その数式が数学的に重要な数式に似ていたり、厄介な部分を含んでいたり、0ではないが0みたいな部分が含まれていたりすると、「こ…
理論物理学や理論生物学があるのに、理論心理学がないのは何故だろう? そもそも理論心理学なんて可能なんだろうか? と考えていたら、あったよ、日本理論心理学会。しかも日本の心理学系の学界としては設立は古い方。 → 日本理論心理学会WEBページ
2006年10月12日に朝日新聞やasahi.comに掲載された記事「グーグル、ネット上の文書作成や表計算機能を無料提供」に、トホホな記述を発見。 「米インターネット検索大手グーグルは11日、ネット上で文書作成や表計算ができるサービス「グーグル・ドックス・…
若い日本人女性においてバスト100cm以上の人がいったいどれくらい珍しいのか試算してみた。 まずバストサイズの平均値と標準偏差が知りたい。WEB上でいろいろ探してみたところ、100名程度の女子大学生の各種身体サイズの計測を行った最近の論文を発見。論文…
パラドクスが一番面白い。