Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

我思う、故に我在り

統計の一部分しか見ていないと…

僕も、NHKが「多様な働き方が広まって、栄養ドリンク(のような飲み物)に対する需要そのものが減っている」ように解釈していることに違和感を抱いていたので、以下の記事には納得。単に「栄養ドリンク」から「エナジードリンク」にシフトしただけなのだ。 …

「スポーツは人格形成に必ずしも役立たない」という至極当然の話

おぉ! 正面から切り込んできたな! と思ったんだけど、読んでみたらだいぶもの足りなかった。まぁ、論文じゃないしなぁ…。 非「体育会系」の人が「体育会系」の「典型的な人物」として思い浮かべるのは、例の日大の前理事長みたいな人だと思う(あるいは、…

グラフの縦軸

このグラフの縦軸、こないだから気になってるんだよな。 一見、ガソリン価格が通常価格の2倍くらいに「爆上がり」しているように見えるんだけど、よく見てみると、このグラフの縦軸の目盛りは「0〜200円」ではなく「150〜200円」なのだ。「0〜200円」にして…

道新の夕刊が

思わず、おぉっ!と声を上げてしまったんだけど…、道新夕刊休止(廃止?)かぁ…。 「北海道新聞」は「道民の新聞」とか呼ばれてて、北海道では圧倒的なシェアを誇る。その道新ですら「夕刊はもう無理」ということのようだ。 記事を読んでみたところ、過去30…

マラソン大会の「オンライン開催」

このコロナ禍で広まったものの1つに、マラソン大会の「オンライン開催」というものがある。ランナー各自のGPS機器(スポーツウォッチやスマートフォン等)を利用して、マラソン大会を開催「したことにする」という代物だ。 2020~21年の2年間は国内のマラソ…

人生とマラソンとの違い

根性もない、負けず嫌いでもない、実生活ではすぐに挫けて諦めてしまう僕が、どうして100kmマラソンを完走できるのか、不思議でならない。マラソンはよく人生に例えられるが、最近、人生とマラソンとの違いについて考えていて、決定的な違いを見つけた。 そ…

Lispをめぐる言説のウソホント?

Lispの本を読んでいてLispというものがだんだんわかってくると、「Lispを学ぶとプログラミングのスジが良くなる」みたいな言説は嘘ではないかと思うようになってきた。 Lispの魅力は、おそらくLispそのものを自分で拡張してしまえるような柔軟さにある(条件…

久し振りにJava入門

いつも文句言ってるクセにナンダカンダで毎月買っている「日経ソフトウエア」の最新号(2010年9月号)の特別付録が「完全保存版! コードでわかるJava & オブジェクト指向」で、一気に読んでみた。 Javaに関しては、もう10年くらい前から数年おきにチャレン…

ようやくわかった!

僕は長い間「再帰的関数」の面白さがわからなかったのだけど、ようやくわかった。その面白さ(と怖ろしさ)は「多重ループの深さが実行時に(データの階層構造に合わせて)自動的に決まる」ことにある! だから、「(単なる1次元の、つまり1重の)ループ処理…

なんかちょっとわかったような気がする。

数ヶ月前(?)に本屋で見かけて「そのうち読んでみたいな」と思っていた『初めての人のためのLISP(増補改訂版)』(竹内郁雄(著) 2010年 翔泳社)が図書館に入っていたので借りてきて読み始めた。確かに「天下の奇書」の評判通りムチャクチャな本で大変…

だんだんわかってきた。

最近、Gauche(LISPの2大方言の1つSchemeの処理系。もう1つはCommon LISP)やLISPの本なんかをチラチラ眺めていて、関数型言語の魅力というものが少しずつわかってきた。 まず最初に、 ルールが少ない。 ということ。瑣末な例かもしれないが、予約語1つとっ…

「関数型プログラミングの.NET開発者向け概要」という記事

Visual Studioのスタートページに表示されるMSDNの記事一覧をときどき眺め読んでみるのだが、今日読んだ「関数型プログラミングの .NET 開発者向け概要」はなかなか面白かった。 記事はVisual Studioに新たに追加された関数型言語F#の初歩を扱った記事で、そ…

銀行型丸め

Visual Basic 2008 Express Editionを使ってプログラミングしていて、些細なところで落とし穴にハマッた。CInt()の「銀行型丸め」というヤツだ(おそらくVisual Basic 2008だけでなく、Visual Studio 2008、Visual Studio 2010の他の言語(C++、C#、F#、J++…

何だか急にシミジミと「英語の勉強をしておいて良かった」と思った。

アメリカの本家Amazon.comから英語のメールが届いていた。件名は「Review your recent purchase at Amazon.com」。先月購入した腕時計のレビューを投稿しないか、という内容だ。 Thank you for your recent purchase from Amazon.com.We invite you to submi…

Gaucheの記事を読んでRubyの理解を深める…。

月刊誌「日経ソフトウエア」で2009年7月号〜2010年6月号の1年間に渡り、関数型言語Gaucheの記事が連載されていた(kikaineko氏による「魔法の言葉 関数型言語を学ぼう」)。 Gaucheは日本人ハッカー川合史朗氏の手によるScheme処理系で、SchemeはLisp方言の1…

ここ1週間ほどC/C++入門をパラパラ眺めていた。

3月末に10日間ブッ続けで勉強会を行う「狂気のVB合宿」に参加してプログラミング学習熱に火がついてしまい、ここ1週間ほどC/C++入門をパラパラ眺めていた。 実は僕は、C入門なら過去に何度も読んだことがあるが、C++入門はほとんど読んだことがない(しかも…

音声と表記

考えてみると、僕はこれまで英語の発音というものを聴いたことがなかったんだなぁと思う。 数年前に韓国語の勉強を始めたときに驚いたのは、どんな入門書にも音声CDが付録でついていることだった。僕は基本的に世の中の動向と無関係に生きている人間なので、…

多様性の中に区別を立てる、ということ

日本語の「ん」も発音記号で書くと3種類あって、日本語ネイティブスピーカーは意識せずにちゃんと使い分けている。しかし、日本語ではこれらは同じ音として概念化されており、同じ文字で表記される。中国語や韓国語ではこれらは異なる音として概念化されてお…

acrossとclose

英語教材に含まれていた「英語力測定テスト」というのをやってみた。 で…、リスニング問題で面白い間違いをした。旅行者に博物館への行き方を説明している場面で、 It's across from the bookstore. (本屋の向かいです。) というのを、 It's close from th…

意外と区別つかないシリーズ!

walkとwork 全く聴き分けできません。 sharpとshort 全く聴き分けできません。 attainとobtain 全く聴き分けできません。 travelとtrouble 全く聴き分けできません。 presentとpleasant 全く聴き分けできません。 最近、動詞の末尾が過去形のdなのか三単現の…

しかし『韓国語耳』はあるような気がする。

「『英語耳』なんてものが本当にあるんだろうか?」なんて書いたばかりなのに申し訳ないが、韓国語に関して言うと、ここ2年間で2年前には聴き分けられなかった母音や子音の区別が少しずつつくようになってきた、と思っている。 母音に関しては、「어(口を大…

『英語耳』なんてものが本当にあるんだろうか?

2週間くらい、英語学習SNS「smart.fm(旧iKnow!)」を利用して英語のリスニングの練習に没頭していた。平均すると、1日に異なる200例文を2回ずつ聴いた。 これだけ集中してネイティブスピーカーの発音を聴いたことはなく、たった2週間強で以前より多少英語が…

Positive Chain Reaction

最近、英語のリスニングの練習を始めて、すっかり夢中になっている。少しずつでも聞き取れるようになってくると、やはり楽しい。 急にそんなことを始めたのは、実は韓国語の勉強をしていた間接的な結果である。NHKラジオの韓国語講座の前に放送されている英…

久し振りに英語の勉強をしてみて

10日ほど続けて英語学習サイトsmart.fm(旧iKnow!)を利用してみて、初級英語のリスニングに精を出していた。 聞いている例文は中学英語レベルのものばかりで、「I like all sweets, but I especially love chocolate.」「Keep on heading west on the highw…

いくつかのコンプレックス

下らないコンプレックスというものは誰にでもあるもので、僕にもそんなコンプレックスがいくつかある(猫舌だとか)。ただ、そういうコンプレックスを克服できたり多少軽くすることができると、意外と自分自身に対する自信(と言うか「僕、大丈夫」感)が強…

何故僕はスンナリC#に入っていけたのだろうか?

昨年秋にC#の勉強を始めて、案外抵抗なく新しい言語をスンナリ受け容れられた自分が不思議だった。オブジェクト指向プログラミング言語にはかなりの苦手意識があったからだ。 最近C言語とJavaの入門書(『Cの絵本』(アンク 2002年 翔泳社)と『Javaの絵本(…

関数の再帰呼び出し

多くのプログラマを魅了するらしいのだが、僕自身は全く魅了されなかったプログラミングテクニックの1つに、「関数の再帰呼び出し」というものがある。関数の処理内容として自分自身を呼び出す、というテクニックを言う。 僕自身がこのテクニックにハマらな…

『1回足す』のが『1回掛ける』になるという…

先日書いた「多重ループ」の話、僕が何を面白がっているかと言うと、たぶん、掛け算感覚と足し算感覚の接点のように感じたからだろう。 僕はプログラム的に「行ったり来たり」を実現したかった。このとき僕が感じていたのは、「1足す、1引く」という加法・減…

プログラムは「後戻り」できない。

半年振りにC#でプログラミングしていて、我ながらギョッとするコードを書いてしまった。 これは架空の例だが、今、5枚の絵を表示する絵本プログラムをつくっているとして、5枚の絵はそれぞれ全然違う形式なので同一の関数を使えないものとする。それで僕は、…

プログラミングと将棋

プログラミングってのは将棋みたいなものだよな、と思う。 将棋入門を1冊読めば、駒の動きや将棋のルールはわかる。ところが、それだけじゃ勝負を楽しむことができるほど実力がつくわけじゃない。 プログラミングも入門書を読めば、まぁ、誰だって全く理解不…