Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

久し振りに英語の勉強をしてみて

 10日ほど続けて英語学習サイトsmart.fm(旧iKnow!)を利用してみて、初級英語のリスニングに精を出していた。

 聞いている例文は中学英語レベルのものばかりで、「I like all sweets, but I especially love chocolate.」「Keep on heading west on the highway.」「I can't believe that my son reads this kind of book.」とか、こんなレベル。こういう例文を1日に400回くらい聞いてはキーボードから入力していた。僕の場合、単に音声を聞くだけでなくて、それを文字と能動的に対応させる、という行為が学習効果を持っているように思う。ただ…、やりすぎで左肩があがらなくなってきた。これって何だ? 肩こり?

 10日間でいろんなことを考えた。まず、すっかり忘れていた、初めて英語を勉強した頃に感じていたであろう喜びを想い出した。例えば、「英語の疑問詞は、how以外、全てwh-で始まる」なんて、中学生の頃凄く面白く感じていたことを想い出した。いつの間にか忘れちゃうよな〜、そういう感動って。

 それから意外な単語が聞き取れないことも面白かった。enoughとかrouteとか。electronicやwidthなんかも。acrossやariseの最初のaの音が全く聞こえないとか。theとourの区別がつかないとか。atは音というより何か破裂した感じの方が特徴的だとか。

 文法的な知識というのはやはり大切だなぁと思う。例えば、I'llとI'veとI'dなんて、僕には絶対に聞き分けられない(って言うか、ちゃんと区別して発音していないんじゃないかと思う)。だけど、その後にどんな種類の言葉が続いているのかが分かれば、それが何だったのか当てることはできるし(likeだったらI'd likeだろうとか、haveだったらI'll haveだろうとか)、文意もとれる。

 今はまだリスニングに集中していて、自分で英文をつくってみようとはしていないのだけど、作文するとなると、取り合えず最初のハードルとなりそうなのは前置詞。inとonとatの使い分けなんて全然わからん。

 それと…、やっぱり英語ってのは難しいなぁと思う。単語をまとめて1つの文を組み立てるときの原理が日本語と全く異なっているんだもん。これは韓国語を勉強しているだけに一層強く感じた(その点にはおいては、日本語と韓国語は信じ難いほど似ている)。「彼女の目は美しい。」が「She has beautiful eyes.」になっちゃうってのはそりゃ難しいよなぁ、と思う。「Her eyes are beautiful.」だって文法的には正しいわけで、そういう言い方をすることもあるのだろうけど、今表現したい事柄があったとして、それをどういう原理で英文として表現するのか、その原理を体得するのは(非常に多くの英文に晒され続けるという経験をしなければ(したとしても?))やはり非常に難しいだろうと思う。これはもう、単語のconnotationを理解するとか、そういうことで対応できる範疇の問題じゃないもんなぁ。