Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

初雪!

 昨日、札幌は初雪が降った。

 昼頃で、ちょうど実家にいたのだが、母のテンションが見る見る上がっていったのが可笑しかった。もう80年も雪国に住んでいるのに、初雪にはテンションが上がるのだ。「雪」と言っても、フワフワ漂う「雪」ではなくて、「みぞれ」のような感じだったが…。

 確かに、外の雨を見ていて、「これ雪にかわるんじゃないか?」と思っていたら、雨粒の軌跡が白くかわっていく、その瞬間を目撃するのは楽しい。母は子供(中学生くらい?)の頃から「天気図」が好きだったらしく、テレビの天気予報はもちろん、朝夕の新聞に掲載されている天気予報欄のチェックも欠かさない。予想天気図と週間予報を見比べて、「この日に初雪が降る」とか自分なりに予想しているワケだ。「予想的中!」ということなのだろう。

 去年だったか首都圏で雪が降った際に、ツイッターの「トレンド」で、多くの人が数cm雪の積もった道路の様子をツイートしているのを見かけた。東京では雪が「積もった」だけで、それはもう「大雪」だろう。「雪国の人から見れば、この程度の雪でハシャぐなんて可笑しいでしょうけど」と書いている人も多かった。

 僕はそうは思わなかった。雪国の人も、80歳になったって初雪にハシャいでいる。初雪が降ってテンション上がる経験は毎年しているのだ。むしろその気持ちに共感できるんじゃないかな。