Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

間違うことの重要性

 NHK教育テレビの語学番組を久しぶりに見ていてNHKもかわったなと思ったのは、生徒役が優等生じゃなくて、全然わかってない(フリをしているだけかもしれないが)タレントだということだ。

 生徒が優等生だと授業がどんどん進んでしまって、多くの視聴者が置き去りにされてしまう。あらかじめ決められた間違いを犯すのもダメだ。生徒役は素でないといけない。素人は信じ難い勘違いをしていてとんでもないことを言い出すものだ。それをそのまま先生に言わないといけない。それに対して一生懸命説明しようとする先生の言葉の中に多くのヒントが示されているからだ。

 面白い試みとしては、日本人が作りがちな誤った英文を道行く外国人(この場合は英語を母語とする人)にどこがおかしいのかを説明させるコーナーがあった。何故その文章がおかしいと思うかを文法的にではなく彼ら自身の言葉で説明してもらうわけだ。これは良いアイデアだと思った。