Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

儲かる限りSPAMはなくならない

 インターネット上のニュース記事で読んだのだけど、SPAMメールはなくならない、という。何故か? 儲かるからだ。

 SPAMメールを送るのにほとんどコストはかからない。安いコンピュータを買ってきて、インターネット接続環境を作る。どういうところでどうやって手に入れるのか僕は知らないが、1億件のaliveなメールアドレスのリストが1万円程度で売買されているらしい。まぁ全部で20万円で済む。

 このコンピュータを使ってメールを送る。「ご入会頂きました×××システムの入会金3万円を未だお振込み頂いておりません。2週間以内にお振込み頂けない場合遺憾ながら法的処置を執らせて頂くことになります。早急にお振込み頂きます様ご対応下さい」とかなんとか。×××システムのところは、いわゆる出会い系サイトとか有料ポルノサイトとかそういうやつだ。ついでに、自宅に電話かけるぞとか、職場まで取立てに行くぞとか、脅し文句も添えておく。

 脅しのテクニックというものは存在するし、世の中にはそういうことに秀でた人がいる。上記メールを1億箇所に送りつければ、身に覚えがないのに3万円払ってしまうような人は10人くらいはいるだろう。10人で30万円。初期費用20万円を差し引いても10万円の儲けがでる。1億人に対する10人というのは、0.00001%。

 というわけで、近い将来急にSPAMメールがなくなるということはないわけだ。