Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

洗濯機が動いた!

 先日壊れて動かなくなってしまった我が家の洗濯機、故障自体は致命的なものではなく、スイッチ部の破損か、周辺の線の断線・接触不良ではないかと睨んでいた。ダメで元々で、製品の一部を分解し操作パネル周辺を覗いてみた。

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 5本のボルトを外して、洗濯機の筐体から、操作パネルの組み込まれている洗濯機の最上部を取り外す。持ち上げて下から覗いてみると、操作部のユニットが5本のボルトで固定されていたので、これも外す。

洗濯機の操作パネルの基盤の画像

(洗濯機の操作パネルの基盤)

 反応しなくなってしまった「スタート・一時停止」ボタンは、操作部の基盤の右下の方にある「S9」というスイッチを物理的に押す構造になっている。洗濯機の電源を入れてみると(ここまでは壁のコンセントから電源ケーブルを抜いていた)、聞き慣れた電子音と伴にいくつかのLEDが点灯した。

 で、本来であれば「S9」スイッチを押せば、洗濯が始まるハズなのだが…、やはりウンともスンとも言わない。他のスイッチ(例えば、「S9」スイッチのすぐ上の「S10」スイッチ)は指で押せばちゃんと反応する。やはり「S9」スイッチが壊れているようだ。

 知識やスキルのある人なら直せるのかもしれないが…。自分には知識もスキルもないのだ。これ以上は危険だ(感電とか…)。ここでやめておこう(素人がAC100Vで動く洗濯機の基盤を剥き出しにして素手で触れているだけで充分に「危険」なのかもしれないが…、洗濯機のモーターには大電流が流れるのだろうが、操作パネルには大した電圧はかかっていないだろう、と踏んでいた。もっとも、これこそ「素人考え」なのかもしれない…)。

 処分するにしても、中途半端に分解した状態で家電リサイクルに持って行くワケにいかない。外したパーツは全て元通りに戻した。

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 それが…、この翌日、再び洗濯できたのだ!

 今回の洗濯機の不具合は、「スタート・一時停止」ボタン「だけ」が効かない、というものだ。そのため、このボタン自体の故障や、断線や接触不良を疑っていた。

 そこで「昭和のスキル」=「調子の悪い機器は取り敢えず叩いてみる」を試してみた(昭和の時代は、映らなくなったテレビを叩けば、また映るようになったりしたもので…)。

 上から叩いてみたり、横殴りにしてみたり、前から小突いてみたり…。そんなことをやっていたら、偶然ボタンが反応したのだ。再現させるのにもうしばらくかかったが、コツがわかった。操作パネルの左側の何もないところを上から押さえつけてやると、「スタート・一時停止」ボタンは反応するのである。

 この下に何があったかと言うと…、操作部の基盤ではなく、ケーブルがあったような…。操作部の基盤を含むユニットからは、その両側にケーブルが出ていた。右側は細いケーブルが束になって出ており、左側は太いケーブルが1本だけ出ていた。上から押しているのは、この太いケーブルがユニットと繋がっている辺りだろう。おそらくここの接続が洗濯機の振動で緩んでしまったのではないか。もう1度分解してみれば、ここに何があるのか、何故上から押せば「スタート・一時停止」ボタンが作動するようになるのか、を確かめられるのだが…。ちょっと面倒臭い。これで洗濯できるのであれば、これはこれで良いようにも思う。

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 ただ、この洗濯機はもう18年も使っていて、疾(と)うに寿命は過ぎているものと思われる。近い将来、新しい物に買い替えなければならない時が来るだろう。

 問題は昨今の物価上昇で…、洗濯機を含む家電一般も現在値上がり中だそうである。今買うのか、来年買うのか、再来年買うのか…、遅くなればなるほど、同程度の製品でも価格が上がっているかもしれない。それならいっそのこと今買ってしまった方が安上がりなのかもしれない。

 と言うワケで、悩みは続くのであった…。