Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

Web2.0時代の検索ページ

 たまっていた新聞を見ていたら、日本政府のなんとか省のキモいりでGoogleに対抗できるような純国産検索システムを開発するんだ、というような記事が載っていた。現在の日本の著作権保護関係の法律では、Googleと同じことを日本国内(のサーバー?)で行うと法律違反になるため、法改正も視野に入れている、とのこと。

 この記事をチラッと眺めてすぐに思ったのは、たぶん失敗するだろうなぁ、ということだ。

 そう思った理由の1つは精神論的なもので全然根拠はないんだけど、だいたい世界を席捲するような革新的なシステムというものは「悪戯っ子魂」によって実現されるのであって、親や先生公認の悪戯なんてつまらない。つまらないことにはクリエイティブな人間は挑戦しない。だから失敗する。

 もう1つの理由は、ここ1年間ほぼ毎日(こことは別の)ブログに対するアクセスログを眺めていて気がついたのだけど、Google、Goo、Yahoo!、MSNといった検索ページの利用される比率は減少傾向にある。かわりに、聞いたこともないような名前のブログサーチみたいなサービスの利用比率が高まってきている。Web2.0時代になって、検索の仕方もかわってきているのだと思う。クリエイティブな人間ならその先を見ているはず。世界は弁証法的に展開し続けていくんだよ。ヘーゲルだってそう言ってるでしょ?

 だから、やっぱりうまくいかないだろうなぁと思っちゃうんだよなぁ。