Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

我々は近い将来、鉛入りの衣服を身につけることになるのだろうか?

 ほとんどの男性が一度は夢想したことがあるんじゃないかと思われる「夢の科学装置」に、女性の衣服が透けて見える特殊メガネがあると思う。

 こんなものはSFの世界の話で実現不可能なものだと思っていたが、メガネは無理でも大型の装置なら既に実用段階に入っているらしい。最近、アメリカの一部の空港で試験的に導入されたそうだ(人権団体が「事実上のストリップ検査だ」と抗議しているとのこと)。

 現在の装置は自動販売機程度の随分大きなものだが、見る見る内に小型化が進んでいくに違いない。潜在的な需要は膨大だ。低価格化も進むだろうから、10年もすればちょっと裕福な家庭に生まれた中高生なら買えるような製品が登場するかもしれない。彼らは、学校で、通学途中で、休日にはそこいらで、女性のヌードを楽しもうとするだろう。写真を撮ってゆするような輩も現れるかもしれない(と言うか、現れないはずがない)。

 となると、我々は「透けない衣服」、つまり、鉛入りの衣服を身につけるようになるはずだ。最近では、医療現場で使われている放射線防護服も随分軽量化されてきているのだとか。その技術が応用されるはず。

 というわけで、その辺の株を今から買っておくってのはどうでしょう?