Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

8.8.8.8

 朝から自宅のPCがインターネットに接続できなくなっていて、少し困っていた。メールの送受信やウェブブラウジングができない。

 妙だったのは、XubuntuWindows 7のPCでは全くダメでも、Windows 10のPCでは、インターネット通信が全くできないワケではないらしい、ということだった。例えば、ブラウザのEdgeでBing検索すると、検索結果の一覧ページは表示される。しかし、リンク先をクリックすると、サーバーにアクセスできない旨が表示される。他にも、「ニュース」や「天気」は、最新情報を更新できているようだった。MicrosoftIPアドレス決め打ちで通信を行っている機能については問題ないということは、要するにDNSサーバーが死んでるんだろうな、と考えて、取り敢えず寝ることにした(笑)。起きる頃には直っているかもしれない。

 ところが、起きた後もやはりダメだった。調べてみると、自宅内の有線LANは生きており、光ルーター(?)から先に行かないようだ。

 そんな時に思い出したのが「googleDNSサーバー」。「googleDNSサーバーのアドレスが『x.x.x.x』であることを憶えておくと、DNSサーバー絡みのトラブルの際に重宝する」というようなツイートをTwitter上で何度か見かけたことがあった。

 早速EdgeでBing検索してみると…、どうやらそのIPアドレスは「8.8.8.8」とか「8.8.4.4」らしい。Windows 7マシンのDNSサーバーの設定を変更してみたところ…、見事メールの送受信もウェブブラウジングにも成功した。

 その後数時間経ち、通信できなくなってから12時間を経過してもサーバーが復旧しないことを訝しく思い、これはどこかのDNSサーバーが死んでいるのではなく、自宅の光ルーターの問題ではないかと思い至った。せっかく通信できているところをイジるのはやや気が引けたが、思い切って再起動してみた。

 このルーターには電源ボタンがなく、再起動するためには1度電源ケーブルを引き抜き、再度差し直す。そうすると…、DNSサーバーの設定を元に戻しても通信できるようになった。XubuntuもOK。やはり問題はこの光ルーターだったのか。

 考えてみると、このルーターは本当に365日24時間電源入れっ放し。以前1度だけ再起動したことがあるのみで、ここ10年間は1度も電源を入れ直したことなどなかったと思う。今回のようなトラブルは初めてだったのだが、時々は再起動させた方がいいのだろうか。