ハーフマラソンやフルマラソンを最後まで元気に走り切るためには、ゆっくりでもいいから日常的にジョギングしていることが必要だと思う。
僕がそう思う理由は、
1.ある程度走っていないと、ハーフやフルマラソンを走り切れるだけの筋肉と心肺能力がつかないから。
2.ある程度走っていないと、呼吸の仕方を忘れてしまうから。僕の場合、特に「息を吐く」のが難しい。吐けば勝手に胸が息を吸ってくれるが、吸っても勝手に息を吐き出してくれるわけではない。意識的に吐くようにしないと、次の息が吸い込めない。
3.ある程度走っていないと、「一定のペースで坦々と走る」ことができるようにならない。一番楽な走り方は「一定のペースで坦々と走る」ことであるにも関わらず。
4.14km程度の距離を日常的に走っていると、「どこまでペースを落とさないと、ハーフを最後まで走り切れないか」がわかってくる。市民ランナーの走るスピードは一般に思われているよりずっと遅い。
5.14km程度の距離を日常的に走っていれば、ハーフマラソン(21.1km)なら余力を残したまま走れるようになる。
6.ハーフマラソンを何度か完走できると、「ハーフならいつでも走れる」という自信がついてくる。そうなると、フルマラソンに挑戦する際、前半21.1kmのことを考えずに、最初から「後半21.1kmを如何に走るか」に集中できる。僕の場合、フルマラソンで本当にキツいのは35km以降なので、「中間地点がスタート地点」くらいに思えると、「いつも走っているハーフの最後の1/3、この7kmが勝負」と考えるようになる。全体は42.2kmでも、「最後の7kmを如何に走り切るか」だけを考えればいいわけで、作戦を立てるのもだいぶ楽になる。
こんなところだろうか。