Cogito Ergo Sum.

我思う故に我あり

初雪フルマラソン!

 もう数日経ってしまいましたが、12日(日)に「第9回作.AC真駒内ラソン」に参加してきました。結果は、グロスタイム4時間22分25秒(ネットタイム4時間21分50秒)で無事完走! 1度も歩かずに済みました。現状を鑑みれば上出来かな?

 今年は4年振りのサロマで無事完走を果たしたものの、タイム的には自己ワーストを大幅更新。やはり不完全燃焼だったんでしょうね。例年サロマ後はあまり走らないのに、今年は7〜8月もジョギングを続けていました。8月には(今年の札幌は暑かったのに!)300kmも走りました。8月の走行距離が300kmを超えたのは実に15年振りです。

 それで、「秋のフルマラソン大会で久々にサブ4を達成したい!」なんて思ってしまって…、10月頭の「別海町パイロットマラソン」か11月上旬の「作.AC真駒内ラソン」だな!と。別海町パイロットマラソンはもう随分前から「いつか出てみたい!」と思っているんですが…、やはり札幌から別海町は遠い(涙)。そこいくと「作.AC」は会場まで自転車で行けるんで…、こちらに決定。

 野望は膨らんで、「サブ4」どころか「自己ベスト更新!」まで視野に入れていました。僕のフルマラソンの自己ベストは3時間45分くらいなので、調子が良ければサブ4から手の届く範囲。これまで自己流でただ「ジョギング」していただけなので、マラソン・ランニング入門を参考に「トレーニング」を積んで、「14年振りに自己ベスト更新を目指す!」なんて鼻息荒くなってました。

 ところが、せっかく参加申込みをした数日後からどうにも精神的に不調に。9月から鬱っぽくなってきました。9月はそれでも240km走りましたが、その後も気分は回復せず、10月の走行距離はたったの145km。とてもじゃないが、「自己ベスト更新!」を目指せるような状態ではありませんでした。これじゃ「サブ4」も難しい。フルマラソンでサブ4を達成したこと自体、14年前が最後なのですから。

 7〜8月は、このまま来年のサロマまでジョギングを継続していこう、と思っていました。ところが、どうも僕にはこれは難しいようです。これまでだと、1〜6月はサロマに向けて熱心にジョギングしますが、7〜12月はあまり走りません。頭の中から「走ること」そのものを追い出してしまいます。この方が自分には合っているようです。1年中「走ること」を意識し続けることは僕には無理なようです(精神的に「苦」になってくる)。

 と言うワケで、フルマラソンを走るには練習不足のまま、当日の朝を迎えてしまいました。

 で、これがまた寒かったんですよね(笑)。前日から急に寒くなって、11日(土)の最高気温は4〜5℃。外を歩くと、まるで冷蔵倉庫か何かの中にいるよう。当日の予想最高気温も同程度で、これで雨の予報だったら参加しなかったかもしれません。

 当日朝5時半に起きて、アメダスデータを見ると、1℃ない(涙)。ここのところジョギングをサボっていたので、何を着ればちょうど良いんだったか感覚を思い出せません。前日の夜になってもまだやる気が出なくて、ウェアの用意もしていませんでした。2月なんかの「最強寒波」が来た時にだけ着る真冬用のウェアに半袖Tシャツと長袖トレーナーを重ね着すれば大丈夫かな、なんて思っていました。

 ところが、その恰好で外に出てみるとこれじゃ寒い! 今回の大会は初めて参加する大会で、スタート・ゴール会場の様子がわかりません。大会の公式WEBページを見ると、(更衣室の)「混雑が予想されますので、できるだけレースに参加する服装にてご来場ください」と書いてあったので、あとはゼッケンを付ければこのまま走り出せる!というような恰好で家を出ました。ところが、これじゃ寒い。前日に「ホッカイロを持って行こうか」と思っていたのに、スッカリ忘れていました。

 地下鉄の車両の中も寒い! 「まだ暖房入ってないのかな?」なんて思っていましたが、何年か前から、冬の車内の暖房の温度下げたんだったかな。どうせみんな厚着してるワケだから。地下鉄車内で既に震えている状態(笑)。車内には如何にも「ランナー」然とした人がたくさんいましたが、みんなちゃんとジャンバー着てる(笑)。えぇ〜?と思いましたね。何だかちょっと騙されたような気分(笑)。

 真駒内駅を降りたところで、駅のトイレでまず「小」。会場のトイレは混雑しているだろうと予想して。思っていたより多めに出ました。

 会場に着いて受付を済ませ、長袖トレーナーにゼッケン装着。その下に着ている半袖Tシャツに関しては、もう少し厚手のものも予備に持ってきていました。地下鉄駅から会場まで歩いていてみて、寒そうだったら厚手のものに着替えよう、と。しかしこの感じだと、半袖Tシャツを2枚重ね着してもまだ寒そう(涙)。だけどもうそうするしかない。かなり厚手の冬用ウェア(長袖)、スポーツ用の半袖Tシャツを2枚重ね着、更にその上にサロマの参加賞の長袖トレーナー、上半身はこの恰好でいくしかありません。下半身は、ロングの機能性タイツの上にジャージの長ズボンです。

 靴はサロマでも履いた。New Balance Fresh Foam X 1080 v12。先日買ったAsics NovaBlastだと前半から飛ばしてしまいそうな気がして、こちらを選択。

 腕時計は夏から不調のTimex Ironman Triathlon。代わりの時計はまだ買ってません。ずっと「サロマンブルーを達成したらご褒美にGPS腕時計を買おう!」と思っていたのに、結局買わず仕舞い(EPSONがWristable GPSの製造・販売をやめてしまった、というのが大きい…)。Timexの同じヤツをまた買うのでもいいかな〜。デザインも気に入っているし、他社製品を買ってストップウォッチ等の操作が変わるのも嫌なんですよね。ウルトラマラソンの後半になると疲れてきて、腕時計の操作ですらついウッカリ間違えてしまったりする。そういうことを防ぎたいので。

 帽子はいつものキャップ型のもの。寒かったので耳が隠れるニット帽でも良かったかもしれません。あと、僕は「バフ」とか持ってないんだけど、あれば有用だったかも。今回の大会の「2次エントリー」の参加賞は「ネックゲイター」なんですよね。僕は「1次エントリー」期間に申し込んだので「半袖Tシャツ」をゴール後に貰える予定ですが、「ネックゲイター」でも良かったか。

 会場で、念の為もう1度トイレへ。ここでも「小」。「大」のためにランナーの行列ができていましたが、「小」の方は並ばずに用を足せました。

 で、荷物預けに外に出てみて驚愕! 雪が降っている! 寒いハズだよ…。

 寒いので、スタート地点のランナーの列に並ぶのを遅らせて屋内にいて、スタート10分前くらいのところでようやく外へ。この大会ではペースランナーの設定がかなり充実していて、各「ペース集団」毎にランナーが並んでいます。僕はこの期に及んでまだ目標タイムすら決めかねていたんですが(ジョギングをサボっていたので、自分の走力がわからない)、取り敢えず「4時間15分(6分/km)」のところに並びました。

 で、用意、ドン! ところが、ウォーミングアップも何もしないままユックリ走り始めた僕のペースは7分/kmだったようで、200~300m進んだところで「4時間40分(6分30秒/km)」の集団にも追い抜かれしまいました。どうにもペースが上がらなかった。

 それと同時に再び尿意が! スタート前に2回もトイレに行ったので、もうトイレはないと思っていたんですが…、やはり身体が冷えたせいなのか。

 真駒内公園内のトイレは何と冬季閉鎖中(涙)。仕方なくそのまま進んで、4km地点付近の最初の仮設トイレで3度目の「小」。トイレから出てきて辺りを見渡すと、やってきたのは「5時間(7分/km前後?)」の集団。しばらくこの集団のペースをガイドに走りました。

 この大会は、1周10kmの周回コースを4周し、更に最後に2.195kmを走ります。と言うワケで、すぐにトップの選手と擦れ違いました。最初のペース集団は「2時間50分」の集団、そしてすぐに「3時間」の集団。「サブ3狙いの人ってこんなにたくさんいるのか!」と驚きました。「シーズン最後の集大成」として記録達成を目論んでいるランナーが多いのかもしれません。と言うか、そもそもこの大会はそういう人が参加する大会なのかも。

 「3時間15分」「3時間30分」と次々とペース集団と擦れ違います。豊平川のサイクリングロードをランナー集団が擦れ違うのは幅的にギリギリで、やや危険に感じました。このあと何度もありましたが、例えば「5時間」の集団を「3時間30分」の集団が追い越していく時にちょうど向かい側から「4時間15分」の集団が走ってくる、なんてこともあって、更にトップの選手の前には先導のロードバイクなんかも走っているので、疲れて集中力が切れてきた頃にはちょっと危険です。ただ、速い集団と何度も擦れ違う大会は多くはないので、知り合いがいれば何度も声を掛け合えるのかも。これは後半苦しい時に良いかもしれません。

 個人的には、ペースランナーを先頭としたランナー集団の中で走るのはあまり好きではありません。サロマなんかでもそうだけど、マラソンってタイムやペースのマネジメントを自分でするから面白いんじゃないか、とも思うので。ペースランナーにゴールまで連れて行って貰う、というのは自分はちょっと…。それに、周囲のランナーと付かず離れずの距離を微調整しつつ走るのも僕は疲れちゃいます。

 ただ、集団を離れて単独走行に切り替えて気がついたのは、この日は南風で独りで走るとモロに風の影響を受けること。この風が寒い(涙)。集団で走っている方が向かい風も寒さも感じなかった。あと、集団で走る方が何故か早く進むように感じる。上述の通り、周囲のランナーとぶつからないように位置関係を微調整しなくてはならず、逆に言うと、そういうことに気を取られている間にいつの間にかだいぶ進んでいるんですよね。そういう意味では、独りで走っている時の方が「1歩1歩進む」感覚がずっと強く、その現実に圧倒されてしまい、ツラいかも。ま、それがマラソンだ、とも思うんだけど。

 10kmの周回コース中、3箇所に給水ポイントが設定されていました。まず、4km地点前後のところ。ここには個包装のチョコレートがあった。次が6km過ぎのところで、ここにはミニドーナツと栗(の砂糖漬け?)。最後(と言うか…、最初?)がスタート・ゴール地点で、ここには小さく切ったパンとバナナも。どの程度の給食が提供されるのかわからなかったので、ウェストポーチの中に井村屋の「スポーツようかん」を2本忍ばせていました。僕はサロマではかなり喰いまくる方なんだけど、今日はホドホドに。水やスポーツドリンクを飲み過ぎて、またトイレに行くハメになるのも嫌なので…。

 スタート地点に戻ってきて、1時間5分台。ここでマイクを持ってランナーを鼓舞していた「作.AC」の作田さんとハイタッチ。作田さんはスタートから制限時間(6時間)までずっとここで声援を送っていたのかな。この大会は小規模大会故の手作り感が溢れていて、それが良い感じでした。給水ポイントのボランティアも若い人が多くて、熱量が凄かった! 大学の陸上部員とかそういう人たちなんだろうか。

 2周目に入って、ようやく「4時間40分」の集団が見えてきて、やがて追い付きました(その辺りで、先頭のランナーに追い抜かれて、もう周回遅れ!?と驚きました)。様子見で暫く集団内で走ってみることに。今回、気持ちの良いペースで走ってしまうと、20〜25kmを過ぎた辺りで大幅なペースダウンを余儀なくされる、と予想していて、とにかくペースを抑えることを重視していました。4km地点でトイレに寄って、その後「5時間」の集団と走っていたこともあり、完走タイムは全く気にしていませんでした。

 その集団に1人、気になる女性ランナーが。小柄なんだけど、上半身が全くブレない。腕はちゃんと振ってるんだけど、身体の軸がシッカリしているのか、無駄なブレがない。体幹がシッカリしているということなのかな~、とか考えながら、後ろ姿を眺めていました。

 マラソン大会って自分の前を走っているランナーの「後ろ姿」を拝んでいる時間が長いんですよね(笑)。顔は見えないんだけど、揺れるポニーテールが良い感じ。こういう場合、あとで顔見てガッカリすることが多いんですよ(笑)。勝手に好みの風貌を想像しちゃうんでしょうね。

 18kmを過ぎて急に気が変わって集団を飛び出し、この後は単独走行。

 2周目を終えて、2時間7分。と言うことは、この10kmを1時間2分。6分/kmをキープしてフルマラソンを完走することは今の自分には無理ではないか、と踏んでいたので、まぁ、こんな感じでしょう。

 この周回コースでは、1km地点を過ぎた辺りから6km地点くらいのところまでが下り、そこで折り返して1km地点くらいまでが上りです。風は南風で前半は追い風、後半向かい風。太陽が出てくれれば体感気温は少し上がりますが、3周目以降は曇りで、河川敷にも粉雪が舞っていました(涙)。調子に乗って3周目でペースアップしてしまうと、26kmで折り返したところからペースダウンが始まってしまうのではないか…。

 相変わらず寒かったですね。考えてみると、ウェストポーチにはゴミ袋で作ったサロマ用のお手製ポンチョが入れっ放しだったので、これを被って走れば暖かかったのかもしれません。ただ、「どうしても」という気温でもなく、躊躇していて結局最後までゴミ袋は被りませんでした。あれは被った方が良かったのかもしれない。

 26kmを過ぎて、例の「スポーツようかん」を1本摂取することに。ところが! 手がかじかんでいるワケでもないのに、握力が弱っていて羊羹を押し出せない! まるで『スラムダンク』の三井の「ポカリスエット缶のプルタブを開けられない」状態(笑)。仕方ないので、口に咥えて前歯でしごいてなんとか羊羹を摂取。もう1本は諦めて、以後はチョコレートやパンやバナナでエネルギー補給することにしました。これは誤算だった。

 3周目を終えて、タイムは3時間7分。と言うことは、この10kmを1時間。ペースは抑えていたツモリでしたが、少し速くなっていたか。

 その直前29.5kmくらいのところでサプライズが! 「4時間40分」の集団で見かけた件の女性ランナーに颯爽と追い抜かれたんです。彼女と僕にはかなりのペース差があって、彼女は5分30秒/kmくらいで走っていたのかな? 少し追いかけてみましたが、見る見る離されていきます。彼女はどこでペースアップしたんだろう? 前半を6分30秒/kmで走って、後半を5分30秒/kmで走るツモリなんだろうか。それならずっと6分/kmで走れば良いのに(笑)。

 彼女を追いかけたい気もしたんですが、4周目の前半を頑張ってしまうと、36km地点で撃沈する、という予感もありました。頼みの「スポーツようかん」も食べられないし(笑)。それにそもそも追いかける気になったとしても追いかけられなかった。僕にはここで5分30秒/kmにペースアップする余裕はありませんでした。

 それでも、6分/km前後で走っていると、前から落ちてくるランナーを少しずつ追い抜いていくことになります。ここまでは、明らかにペースダウンしたランナーはほとんど見かけなかったんだけど。

 35km地点を通過してストップウォッチを見ると、3時間36分。と言うことは、5km30分で走ったとしても40kmが4時間6分。そこからゴールまで15分かかるとすると、ゴールタイムは4時間20分前後。4時間30分は切れそう。

 実は今回、4時間30分は切りたかったんですよね。去年、「北海道マラソン2022」に参加申込みした時、完走予想タイムとして「4時間30分」と自己申告しました。それなりにジョギングしていれば、真夏のフルマラソンでも4時間30分前後で走れるだろう、と。ところが、本番が近づいてきて、あれ?無理かな?と。4時間45分かな、いや5時間かな。

 ところが、実際はもっとヒドくて、19km地点で両脚が攣って、最後まで走れるようにならず、後半全部歩いて5時間半でゴール! 完全に想定外で、自分の身に何が起きたのかわからない。呆気にとられて、悔しくもありませんでした。

 それで…、今回は「サブ4」や「自己ベスト」は狙っていませんでしたが、最低でも4時間半は切りたかった。去年の北海道マラソンのリベンジです。

 周回コースなんで、何度もペースランナーに先導されたランナー集団と擦れ違います。中でも一番人数が多いのが「4時間」集団ですね。やはりランナーにとって「サブ4」というのは、自分が「ランナー」である証のようなものですからね。次に多いのが「4時間15分」集団。

 面白いのは、「4時間」集団は男性ランナーが多く、「4時間15分」集団には女性ランナーの比率が高いこと! このたった15分の違いに男女差を感じました。男の人ってのはつい「4時間切りたい!」と思っちゃう。女の人は「6分/kmキープでずっと走ろう」と考える。僕は「6分/kmキープも無理だな」と思ってるんで、更にその後ろ(笑)。

 実際のところ、36km過ぎの最後の折り返しの辺りを走っている時点で「4時間15分」集団との間に1.5kmくらいの差があって、これに追いついてやる!という気力が沸いてきませんでした。例の彼女は「追いついてやる!」みたいな感じで走ってました。チラッと顔が見えたけど、概ね想像通りでガッカリはしなかった(笑)。

 今回のコースは、豊平川の河川敷としては橋と橋の間隔が開いている区間で、ハーフマラソン大会の時なんかはツラく感じることの多い区間です(「次の橋」を目標に走ることが多いので)。ところが、この周回コースでは、比較的距離を短く感じました。河川敷そのものは3km下って3km上る感じなのかな?(残り4kmは真駒内公園内を走る)まぁ、3kmも短くはないけど…、それほど長くも感じませんでしたね。距離表示の看板も1km毎に立っていて、「どこまで来た~?」と遠くを眺めると次の看板が見える、という感じでした。

 と言うワケで、何とか粘って4周目を終えて、40km4時間9分。この10kmは再び1時間2分。37kmを超えて急にペースが落ちたように感じていたので、思っていたより速い。あと残り2.195km。会場内のアナウンスで何度も強調されていましたが、残り2.195kmを走るのを忘れて、ここでレースを終えてしまうランナーが毎年いるそうです。確かに、4周も同じところを走っていると、自分が何周したんだったかわからなくなってくるんですよね。疲労もあるし。

 「残り1km」の看板を通過したところで、前方に目立つTシャツを着たランナーが見えたので、彼に追いつくことを目標に少しペースアップしました。本当は「ラストスパート」なんてしない方がいいと思うんですけどね。あれは身体にかなりのダメージを残すので…。

 それでも、ずっと抑えてきたので、最後の数百mはペースを上げて、グロスタイム4時間22分25秒でゴール! 最後の1kmは5分36秒/kmでした(ってことは、大して速くないか…!?)。最後まで大崩れしなかったのが何より良かった。

 受付のテントで温かいコンソメスープ(オニオンスープ?)が提供されていました。寒かったので、これは有り難かった! 塩分も多めで。参加賞のTシャツもゲット!

 ゴール後も会場内の移動は割とスタスタ歩けて、もう少しペースを上げても良かったのかな?とも。最初から6分/kmキープで4時間15分狙いで走れば、達成できたのかもしれません。でもまぁ、今回はその自信がなかったワケだし、4時間半切れたし、最後の1kmペースアップまでできたし、上出来でしょう。1週間前のたった10kmのジョギングはツラくてツラくて、とてもじゃないがフルマラソンを走り切れるような感じじゃなかったんだから。

 大会の印象もとても良かった。僕は人混みが嫌いなので、大規模大会は苦手です。人数が多いホド盛り上がる、という感覚は僕にはない。この大会は小規模大会ならではのホスピタリティや熱意・情熱を随所に感じられて、印象が凄く良かった。ちょっと寒かったけど(笑)。

 10km周回コースを4周、というのもコースの様子を把握しやすいし、ちょうど飽きない絶妙なところ。給水ポイントは3箇所しかないけど、不足は感じなかった。スタッフさんの熱量も凄いし、ペースランナーの設定も多いし、目標タイムを狙うのには良い大会だと思います。

 思いの外ダメージなくスタスタ歩いて再び地下鉄駅まで戻ってこれたのだけど…、地下鉄車内がやはり寒い!(涙) あと同時に猛烈にお腹も空いてきた。用意しておいたエネルギーゼリーをゴール直後に1つ摂ったのだけど、到底足りない。フルマラソンってこんなにお腹空いたっけ?と驚くホド。そう言えば、先週は週3回ジョギングして、妙にお腹が空いてたんだった。喰っても喰っても腹が減る、という…。再び育ち盛りに戻ったか(笑)。

 まぁ、4時間22分というタイムは、「ランナー」としては決して自慢できるようなものではありません。帰宅後にタイムや順位情報を確認すると、男性ランナー全体のちょうど後から1/4くらいのところ(涙)。50代男性ランナーだと(前から)72〜73%くらいのところですね。

 それでも、現状を考えれば、自分としては満足、上出来です。参加前にスッカリやる気を失っていたことを今更もったいなく思うくらい。

 唯一の心残りは、ポケットに入れていた歩数計の電池が途中で切れていたこと! 自宅と会場間の往復の歩きも含めれば、歩数は4万数千歩に達していたと思うんだけど、表示を見ると3千歩に届いてなかった(涙)。

 来年こそシッカリ準備して、3時間45分の自己ベスト更新を狙いたい! そう思わせてくれる大会でした!

 午前~正午過ぎ42.195km4時間22分25秒。累積走行距離2587.718km。